2015/03/03 - LIFESTYLE


恋は映画が教えてくれる。のか?!


恋は映画が教えてくれる。のか?!

今月の教科書「(500)日のサマー」

【今月のお勉強「男性目線と女性目線の違い、そして「モテ」とは?」】

今月の映画は、元々ファーギーやグリーンデイ等のPVを手掛けてきたマーク・ウェブ監督の初長編作。恋愛映画に分類される作品にも関わらず、レンタルビデオ店のポップには「これは恋愛映画ではありません!!」とデカデカとアピールされていました。

とは言え、各メディアの評判から良作であることは間違いありません。それに、その「これは恋愛映画ではありません!!」のポップのお陰で、俄然観る気が湧いてきました。

作品の大筋を簡単に述べますと、ライターとして働いているトムは運命的な恋愛を期待する青年でありました。いわゆる恋愛体質な男子。そんな彼はある日、秘書として同じ会社で新しく働くことになったサマーに一目惚れしてしまいます。そんあ、トムとサマーの500日の出来事を軽快に描くビター・スウィートなラブコメディです。

この作品はどちらかと言うと男性目線で綴られた物語なので、恋愛テクニックを養うには参考にならないかと思いきや、男女の考え方、物の見方の違いが顕著に描かれているので、異性とのお付き合いで「やっちゃマズい行動」がよく判りました。片方が「自分達は上手くやっていける」と盛り上がっていても、相手もそうであるとは限らないのよね…と、納得。

「誰かの恋人になるのがイヤ」、「人生は楽しまなきゃ。面倒な事は後回し」とはヒロインであるサマー談。このサマーは、決して尻軽とかオツムの弱い女性ではなく、ただ現実主義な女性であるだけなのです。しかしながら、このサマーは老若男女、びっくるするほどモッテモテです。街中の男性にサマー効果。女性目線か らすると「なんでだ?」と正直疑問に思います。

途中、トムがヤケッパチで「あの60年代風のヘアスタイルも嫌いだ!!」とか言っている通り、決して今時のギャルという訳でもない…でも、モテる。

男性器の名称を大声で叫び、弾ける所は弾けているサマー。でも、モテる。

彼女のモテ要素についてかなり頑張って考えた結果、恐らく先に述べた「愛を信じていない現実主義者」である点でなかろうかと思います。ほら、どのコンビニに行っても無かったアイスが、お腹壊して薬を買いに行ったドラッグストアにまんまと有ったりするじゃないですか。そんな感じに「別に要らないや」と常に思っているから、常に周囲に有るのではないでしょうか、モテが。

成程なぁと思いつつ鑑賞し、ラストの方で「偶然が全てだ」と、主人公トムが言います。確かに、モテ云々言 うより何より、「偶然」って一番肝心だと思いました。だって、恋愛なんて、よくよく考えたら全て偶然から始ま るものじゃないでしょうかね。でも一番肝心であるこの「偶然」が、一番強敵であるんです。どこにその「偶然」 が転がっているか分かりませんから。

あと主人公のトムのナデ肩っぷり一見の価値ありです。


編集部員/ぺこり

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